クモマハエトリ

Pseudicius kimjoopili (Kim 1995)

模式産地は韓国、国内では東京都および神奈川県から記録あり。体長 4 mm 前後。和名は作者らの命名、青白い体に鮮やかな黄色い脚の生えるメスの容姿が、雲の間から日の光がのぞくさまを連想させることにちなむ。本種はもともとジャバラハエトリと同じ Helicius 属で記載されたが、雌雄生殖器の形態が Pseudicius 属のいくつかの種によく似ることから転属した。現在 Pseudicius 属は明らかに異質な種を多数含んでおり、将来大々的な見直しがなされた暁には本種やトカラハエトリ、イナズマハエトリはそれぞれ別属に配置されると予想される。雑木林の樹上に見られる。以前からネット上に不明種としてちらほら画像が出回っており、今後各地からの記録が期待される。
[写真のオス個体を提供してくださった新井浩司さんに心より感謝申し上げます。]
 
論文: Suguro T. & Yahata K. 2014 Taxonomic notes on Japanese species of the genera Pseudicius and Tasa (Araneae: Salticidae). Acta Arachnologica, 63: 87-97.
 
オス (東京都産)。第一脚は黒い。腹部前端には長い毛が伸び、そこまで腹部の暗色の帯が続いている。
メス (神奈川県産)。基本的な模様はオスに同じ。正直今までで一番良い和名を思いついたと思っている。
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