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エゾコゲチャハエトリ
Sitticus eskovi Logunov & Wesołowska 1995
北海道、青森県および岩手県から記録あり。体長 5 mm 前後。和名は作者の命名、国内では北日本に分布することに因む。砂や砂利の海岸の地表や岩壁に見られる。スナハマハエトリやカワラコゲチャハエトリによく似ており、確実な同定のためには生殖器の観察が必要。ただし、オスの額に黄色い毛が密生することで、カワラコゲチャハエトリのオスとは区別することができる。日本初記録に関する事情は下記文献を参照のこと。
[写真の両個体の採集に協力してくださった吉田譲さんに心より感謝申し上げます。]
参考: 須黒達巳 2019 日本産ナミハエトリグモ属の 2 種について. Kishidaia, 115: 23-29.
オス (岩手県産)。額に黄色い毛が密生する。
メス (岩手県産)。外見ではカワラコゲチャハエトリと区別できない。
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